子どもとのくらし

ヤマハ幼児科体験レッスンを5分で退室した話。

こんにちは!鱒鯖(ますさば)です。

年中さんになると習い事に行き始める子がグッと増えるんですよね~

4歳(もうすぐ5歳)。今年年中の息子。
タイトル通り、先日、ヤマハの音楽教室の体験で途中退室しました。

ヤマハ体験教室の記事はよく見るけど、途中退室した親子がここにいますよーってことで、記録がてら記事にしますー。

ヤマハ音楽教室の体験に申し込んだきっかけ

年少の終わりぐらいから、年中になったら習い事をさせたいな~と漠然と考えていました。年度末の3月になると、4月開講の習い事の体験教室のチラシをあちらこちらで見るように。

うちの息子が通っている幼稚園は音楽には割と力を入れているようで、毎年生活発表会とは別に、音楽発表会が開催されます。

息子は年長さんの合奏にかなり感化されたようで、

「ピアノを習いたい」
「音楽教室に行ってみたい」

と言うようになりました。

こ、これは習い事のはじめ時なのでは!?

そこで選択肢として浮かんだのは、

  • 個人のピアノ教室
  • ヤマハの幼児音楽教室

 

個人のピアノ教室は情報が少なくて、口コミやネット情報を集めるには少し時間がかかりそう。

一方ヤマハの幼児音楽教室に関してはネットでも情報があふれていて、自分自信が子供の頃通っていたこともあり、概要は掴めている。

ヤマハ幼児音楽教室の開講時期は年に2回。
HPを見ると。ちょうど春の開講に合わせて体験教室が何日か設定されているようでした。
本人に確認してみたところ、「行ってみたい」と。
手っ取り早くヤマハの音楽教室の体験に行ってみることにしました。

 

ヤマハ音楽教室の体験、当日までの準備

電話で申し込みをすると、
「当日までに体験教室で使用する歌を聴いてきて欲しいので、CDを取りにきて欲しい」
とのこと。

息子と一緒に教室に行き、取りに行きました。
というのも、うちの息子は「初めての場所・環境」に慣れるまで時間がかかる子。
去年の登園拒否の話はコレ↓

【年少登園拒否】泣かずに行けるまで3か月かかった話4月に入るとあちこちから聞こえてくる泣き声。 あぁ、春なのですね。 うちの息子も去年、”モンスター”になりました...

予め、こんな場所でこんな事をするんだよーと把握させておくといいかなぁ思ったので、一緒にCDを取りにいくことにしたのです。

入口のカウンターに案内されて、簡単なアンケートを記入(個人情報と、もし入会するなら何曜日の何時の教室が希望か、等)
その間、息子はヤマハの方に話しかけられ、愛想よく話している。
「今度体験する教室、今見てみる?」と言ってくださったので、教室に案内してもらいました。

エレクトーンがたくさん並んだ教室。

息子「あれ、今度触れる?」
ヤマハの方「うん、体験教室では、お歌を歌ったり、あのエレクトーンを触ったりできるよ」

それから、体験当時まで、お借りしたCD(体験当日に返却します)を車内で聞いたり、ヤマハの公式サイトの動画を観たり。
ドレミファソ―ラファ、ミ、レ、ドー♪のやつです。

心の準備は万全のつもりでした。・・・が!

ヤマハ音楽教室の体験、当日の朝!

雲行きが怪しくなったのは当日の朝。

息子「今日って、体験教室の日?」
私「そうだよ。楽しみだね」
息子「やっぱり行きたくなくなってきた」

えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ

表情も浮かない様子でしたが、”ご褒美あげるから”でなんとかごまかしつつ、教室まで行きました。
待合ロビー。同じ体験教室に参加する子たちがぞくぞくと集まる中、相変わらず浮かない表情の息子。

息子「なんかやだなぁ、なんかやだなぁ」

(稲川淳二かよ)

息子「女の子ばっかりじゃん、やっぱやだ」

私「男の子もいるじゃん、大丈夫大丈夫」

ここで先生登場。

やっぱり帰りますなんて絶対言えない状況です。
なんとか息子をなだめすかして他の親子とともに教室に入ります。

 

ヤマハ音楽教室の体験、レッスンが始まった!

いよいよ教室が始まりました。
冒頭からハイテンションな先生(仕事ですから当然です)
明るく楽しい曲が流れてきます。

他に参加している子供たちも楽しそうにノリノリです。

横に座る息子の表情を覗き込む。
死んだ魚みたいに無表情

あぁーーーこれやばいやつ

息子「お母さん、・・・(ぼそッ)」

私「 え、なんて言った?」

息子「(小さな声で)帰りたいよ。」

涙もポロポロ。

あぁ、これはダメだ。ここから1時間絶対無理だな(息子も私も)

前に立って歌ってる先生はレッスンを一生懸命進行していて、息子の様子には気づいていない様子。

ヤマハ音楽教室の体験、途中で帰ってきました。

レッスンの冒頭から教室の後ろでサポート役をしている方がいたので、アイコンタクトしつつ
私「すみません」(挙手)

私「体調が悪いようなので、今日は帰ります」

「へ?大丈夫ですか」

私「はい大丈夫です(全然大丈夫じゃない)、申し訳ないです、帰ります」

これで退室させてもらいました。

体験教室、開始から5分の話です。

私たちと一緒に教室の外に出てきたヤマハの方は「また別の日に教室があるので、是非いらしてください」と声をかけてくれました。

帰宅すると息子の表情は通常通りに戻っていました。
私「どうしたの?やっぱり嫌だった?」と聞くと

息子「うるさかった・・・」

私「そっか、ヤマハはもうやめとく?」

息子「・・・うん。」

それ以来、息子の口から「ピアノ習いたい」という言葉が出てきてません。

ヤマハ音楽教室の体験ーその後

その後、ヤマハの方から電話がかかってきて「また体験教室の新しい日程が決まったので、来られませんか」とのことでした。

教室の雰囲気がダメだったのか、本人が想像していたものとは違ったのか・・・
よくわかりませんが、まぁ嫌だったもんはしょうがない。
この後すぐに体験教室に行っても、また同じことになるのは親の私から見て明白なので丁重にお断りしました。

また、今後ヤマハさんで習い事をする日もくるかもしれません。
今回はご縁がなかったということですね。

ヤマハ音楽教室の体験で私が学んだこと

今回は本人が「ピアノを習いたい」「音楽教室に行きたい」と言ったところから始まった話なのですが、息子の「”慣れない環境”が苦手」

私が想像してる以上でしたね。
年少での登園拒否を経験して、1年でかなり成長したなぁーと思っていましたが、甘かった。

「幼稚園に対して慣れた」ってだけで、息子にとっては「”初めて”が苦手」ということに変わりはない。

「何か習わせたい」と思っていたところに「教室に行きたい」という言葉が出てきたので、飛びついてしまったー。
それに息子の「ピアノを習いたい」「音楽教室に行きたい」と言った本心をもっと確認すべきでした。本当はどんな習い事を想像していたのか、ゆっくり話を聞いてあげればよかった。

とはいえ、体験教室ってそいういう為にあるのですから今回の経験は良かったと思っています。やっぱり行ってみないと分からないことって多い。

いやぁ、習い事を始める前の体験や見学、めっちゃ大事ですね。

にしても、他のお子さん(特に女の子)はこういう時に堂々と落ちついている子を見ると、少し落ち込む(比べない比べない)

うちの子が習いごとを始めるのはまだ先のようです。
その日がくるまで気長に待ちたいと思います。

長々とお読みいただきありがとうございました。